二人の自分
オイラの学生時代は、沢山の友達が家に遊びに来ていました。
なぜなら、漫画本が腐るくらいあったからです。ちょっとしたプチ漫画喫茶です。更に、ジル・ドゥルーズやらフェリックス・ガタリなどの哲学書や、村上春樹の小説とか、サブカル系雑誌やらも山のようにあって、それ目当てに来る奴とかいました。また、あんまり話したことない奴なんだけど、マニアックなレコード(古!)も一杯あったので借りに来る野郎もいた。
その頃は全然、女の子にモテなかったけどね。マルチなオタクって感じでした。
だから、自分はちょっとマニアックなオタク系もしくは文学系の女の子が好みだと思っていました。
ところが、社会に出ると、そういう女性はちっとも寄ってきません。
むしろ、どこか遊びに連れていけとか、旨いもの食わせろとか、そういう子ばっかりです。確かにそういう遊び関係も詳しいんだけど。
で、ある日俺は気づいた。
女性が寄ってくる男とは、色々なことを知っているが、知識を与えてくれるよりも楽しみを与えてくれる男だと。
今でも、オタッキーなところはかなりあるんだけど、相手に合わせるってことが多少は出来るわけだ。気づくの遅いけどね。
ともかく、自分が思い込んでいる自分と、他人から見られている自分って微妙に違うもんです。
そのへんを上手く気づいて周囲の状況に合わせられると、また違う世界が開けてくるんじゃないでしょうか?